競馬をモチーフにしたボードゲーム『ロイヤルターフ』

   

【ロイヤルターフ】

○ゲームの目的

レースは3回行われます。
各レースには7頭の競走馬が出走します。
各プレイヤーは3頭の馬に賭け、ダイスを降ってお気に入りの馬を前へ前へ押し上げたり、他の馬の騎手の気をそらしたりします。
各レースは上位3頭がゴールすると終了し、払い戻しが行われます。
3回のレースが終わったときに、所持金のもっとも多いプレイヤーの勝利です。

○プレイ

1.レースの準備

ペースチップをコース上の「18」のスペースに置いてください。
ロイヤルターフカード21枚をシャッフルし、山札の上から1枚をめくって同じ色の「賭けエリア」のそばに置きます。
その色の競走馬コマを、0のスペースに配置してください。次に2枚目のカードをめくり、そのカードを対応する「賭けエリア」のそばに置いたら、コマを「-1」のスペースに配置します。これを、7色の「賭けエリア」のそれぞれについてカードが引かれるまでくり返します(コースのスタートエリアである「0」~「-6」のスペースに1個ずつコマが置かれることになります)。
すでにコマが配置されている馬のカードを引いたときは、わきにどけて次のカードをめくってください。7頭の馬が配置されたなら、わきにどけたカードと山札に残ったカードを合わせてシャッフルしておきます(つぎのレースで用意します)。

2.賭け

競走馬の能力を確認したら、各プレイヤーは3頭を選んで賭けを行います。
1回目のレースでは、誰から賭けを行うか、ランダムに決定してください。そのプレイヤーは、「どの馬が3位までに入賞するか」を考えて、賭けを行います。
自分の賭けチップを表向きに、7ヵ所ある「賭けエリア」のいずれか1ヵ所に置きます。これでそのプレイヤーは選んだ馬が「3位までに入賞することに賭けた」ことになります。
以降も残るプレイヤーは時計回りに、賭けチップを1個ずつ表向きに置いていきます。他のプレイヤーがすでに賭けチップを置いている馬に賭けてもかまいません。
全員が一個ずつおいたなら、再び最初のプレイヤーの番になり、2個目の賭けチップを置きます。
こうして賭けが3周し、全員が賭けチップを3個ずつ置いたなら、賭けは終了します。
※1人のプレイヤーが1頭の馬に2個以上の賭けチップを置くことはできません。必ず異なる3頭の馬に賭けてください。
2回目と3回目のレースでは、その時点でもっとも所持金の多いプレイヤーが最初に賭けを行います。そうしたプレイヤーが複数いるなら、その中からランダムに決めてください。

3.レース

まず、最初に賭けチップを置いたプレイヤーがダイスを降り、好きな馬のコマを前進させます。
何マス進むかは、ダイスのシンボルとカードによって決まります。
動かしたい馬のカードを見て、いま出ているシンボルの下に置かれた数字が、進むマスの数です。その数だけ、馬コマを進めてください。その後、そのカードを裏向きにして、すでにその馬が動いたことがわかるようにします。この馬は、他のすべての馬が動くまでは二度と動かせません。
すべての馬が一度ずつ動いたなら、すべてのカードを表向きに戻します。こうしてふた、どの馬でも選べるようになります。その後、つぎのプレイヤーがダイスを降って好きな馬を進めます。
1つのマスにとどまれる馬は1頭だけです。移動を終えようとしたマスに他の馬がいる場合、その後ろの最初に空いたマスにとどまることになります。
最初に「18」のマスに到達するか通過した馬は、このレースの「ペースホース」となり、払い戻しが「+100」されるようになります。そのことを表すために、「18」のマスに置かれていたペースチープを、その馬の賭けエリアに移動させてください。

4.払い戻し

ゲームボードの中央に「払い戻し表」があります。賭けかわ当たったときにいくらお金が返ってくるかは、その馬に賭けられていた「票数」によって決まります。「1」の賭けチップは1票、「2」の賭けチップは2票として扱います。
「1」の賭けチップを置いていたプレイヤーは、書かれた通りの金額を受け取ります。「2」の賭けチップを置いていたプレイヤーは、書かれた2倍の金額を受け取ります。
最下位の馬に賭けていたプレイヤーは「1」なら「100」、「2」なら「200」を銀行に支払います。所持金が足りない場合は支払えるだけ支払います。

※3回目のレースでは、すべての払い戻しと支払いが「2倍」になります。

○ゲームの終了

3回目のレースが終わったなら、ゲームも終了します。
その時点でもっとも多くのお金を所持しているプレイヤーの勝利です。同点なら、勝利を分かち合ってください。

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